眼鏡びいき。

日々の雑感であり、個人的見解の忘備録。

自治体研修での雑感、その1

お久しぶりです、一昨日まで宮城県石巻市雄勝町にて自治体研修を行っておりました。本来ならば介護研修のまとめを行おうと思っていたのですが、社会人一年目のペーペーが職員の方々についてとやかく言うべきではないな、と思ったので割愛させていただきます。

あと、最近買った眼鏡が不評過ぎて前の眼鏡に戻しているので、タイトルも変更しようかと思っとります。とほほ。

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上記の通り、先週一週間は宮城県石巻市雄勝町にて自治体研修を行っておりました。

雄勝町と聞いて「どこ?」となる方が大半だと思いますので、まずは紹介から。

 

雄勝町 (宮城県) - Wikipedia

 

東日本大震災時の雄勝町

www.youtube.com

 

震災前にあった町唯一の商店街は全て更地となっており、現在町内にはプレハブの商店が一つあるだけとなっております。人口としても震災前の4,000人という数字は現在1,000人程度と約1/4になっております。震災時にはリアス式海岸という海岸の特徴から津波が最大20mまで上昇したそうです。

 

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初日の案内では震災から四年以上経過し、ニュースでも震災関連の割合は減少していますがまだまだその傷跡を現地に行くと実感させられます。自分も大学院にて原子力関連の研究をしていた背景としてもう少し早く足を運ぶべきであったと後悔しました。

 

しかし、今回の研修を通じて本当に素晴らしい方々にお会いする事もできました。

 

www.moriumius.jp

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「モリウミアス」

廃校を利用して、子どもたちに生きる力を学んでもらおうという施設が震災から四年経過して今夏、ようやくオープンするそうです。

モリウミアスのオープンに向けた協力という形で、研修序盤は進んでいきました。

まず驚かされたのが、職員の方々の熱意。できるだけ、業者には依頼せず自分たち及びボランティアの方々と共にこれまで廃校であった所を上記の写真のような素晴らしい施設になるまでもってきたという情熱に純粋に驚かされました。

また、この施設を運営する団体の代表の方が著書で重ねて書かれていた「グッとくる」という表現。

人間誰しも、人からの目や理論を持って日々生きているとは思うのですが、それとは別なもしくは超越した情緒に訴えかける「自分はこれを今しなければならない」という使命感・義務感から日々目の前の物事に取り組む、という姿勢。

私は正直、前者のような人からの目や常に合理的な選択をして生きてきた人間だと思っていたのでハッとさせられる人との対面でした。

私の職務の関係上、大きな問題がなければ三十数年間同じ職場にいる事が想定されますが正直、いつまでいるかは何があるか分からないからと半分逃げ、半分未知という事で長い将来について考える事を止めていたのですが本当に今の業務に「グッときて」いるのでしょうか。即答はできないし現状満足していたのですが、彼の生き方は本当に明確でもう少し真剣に考えてみようかなという経験でした。

 

もう少し知りたい方は以下の記事をお読み下さい。

toyokeizai.net

まだまだ書き足りない事はありますが、終わらない課題図書もあるのでこの辺で。